プロテイン(たんぱく質)とは?

監修:整形外科 スポーツ・栄養クリニック 武田淳也 理事長

プロテイン(たんぱく質)
とは?

炭水化物・脂質とともに
3大栄養素と呼ばれる重要な栄養素

たんぱく質は20種類のアミノ酸からできています。そのうち9種類が「必須アミノ酸」と呼ばれ、体内で作ることができません。体内で作ることができないアミノ酸や、不足するアミノ酸は食べ物から摂取する必要があります。

たんぱく質の種類は、大きく「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2つに分けられます。「動物性たんぱく質」は肉類・魚介類・卵・乳製品などの食品に、「植物性たんぱく質」は豆類・穀類などの食品に多く含まれています。
この2つのたんぱく質の最大の違いは、必須アミノ酸のバランスの違いで、「アミノ酸スコア」というもので評価されます。一般的に動物性たんぱく質の方が植物性たんぱく質に比較して「アミノ酸スコア」が高く、栄養価は高くなります。

※アミノ酸スコアとは・・9種の必須アミノ酸が、人間の身体にとって望ましい量に対してどれくらいの割合で含まれているかを示す指標です。この値が100に近いほど良質なたんぱく質といえます。

さらに、たんぱく質は単に体をつくる材料としての役割だけでなく、たんぱく質自体が細胞内のシグナル伝達物質として働き、様々な細胞機能を制御しています。栄養を感知・伝達する細胞シグナル「栄養応答シグナル」が存在し、食事摂取量(栄養過多や栄養飢餓)や活動の量・質によって日々変わるエネルギー状態を認識し、カラダ全体のエネルギーや栄養代謝を維持しています。

たんぱく質は「栄養」と「細胞の健康」を結びつける機能を持ち、細胞内の品質管理に重要な役割を担っているとされる大きなシステム「オートファジー(自食現象)」にも影響を与えている重要な栄養素です。

パフォーマンスと健康のための
プロテイン(たんぱく質)の必要性

私たちはさまざまな役割をもつ骨格筋の主要な材料となる「たんぱく質」を過不足なく摂取することが大変重要です。

  • 骨格筋は、体重の約30~40%を占める生体内で最大の組織です。スピードやパワーが求められる競技においてはその量を増加させることが重要となります。

  • 加齢により筋肉が萎縮(筋量・筋力の低下)しやすくなり、それに伴って基礎代謝量が落ちます。そのため、カロリー摂取オーバーにつながりやすく、「肥満(隠れ肥満も含む)」になりやすくなります。
    さらに、筋肉は食後にもっとも糖を消費してくれる臓器でもあり、できるだけ若い時期から骨格筋量を蓄えておくことが、骨格筋量を維持する秘訣です。

監修:武田淳也(たけだ じゅんや)

整形外科専門医、スポーツドクター、ピラティスティーチャー。1963年生まれ。島根県出身。福岡大学医学部卒。医療法人明和会 整形外科 スポーツ・栄養クリニック理事長、 Pilates Lab 代官山・福岡代表、ストレッチ&コンディショニングDr.Plus 顧問。Motor Control:ビヨンド ピラティス® 代表・クリエイター、カラダ取説® 協会会長、日本ピラティス協会・研究会会長

Pilates Lab 代官山・福岡
医療法人明和会 整形外科 スポーツ・栄養クリニック

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