ビタミンC
- ビタミンCとは?
- ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必要な水溶性のビタミンです。
また、ビタミンCは、抗酸化作用があり、体内でビタミンEと協力して活性酸素を消去して細胞を保護しています。抗酸化作用による心臓血管系の疾病予防効果が期待できます。
- 不足するとどうなるの?
- 一般的に不足することは少ないですが、ビタミンCが欠乏すると、コラーゲン合成ができないので血管がもろくなり、疲労倦怠、いらいらする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少などが起こる場合があります。
- どれくらい摂ればいいの?
- 1日当たり、成人で100mgの摂取を推奨しています。(18-64歳)
妊婦は110mg、授乳婦は145mgの摂取を推奨しています。
喫煙者・受動喫煙者は、非喫煙者よりも摂取必要量が高く、推奨量以上にビタミンCを摂取することが推奨されています。
- 摂り過ぎるとどうなるの?
- 健康な人がビタミンCを過剰に摂取しても、消化管からの吸収率が低下し、尿からの排泄量が増えることから、一般的にはビタミンCの過剰摂取による健康被害の報告はないと言われています。
- どんな食品に多く含まれているの?
- 野菜、果物に豊富に含まれています。果実類ではアセロラ・グァバ・柑橘類(ゆずやすだちの果皮、レモンなど)、野菜類ではピーマン・芽キャベツ・ブロッコリーなどに多く含まれます。
- ●推奨量をひとつの食品で摂る目安量(30-49歳)
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レモン(全果/生)
100g
赤ピーマン(果実/生)
59g
※ビタミンCは酸化防止を目的として加工食品や飲料等に添加されることがあります。
- 監修:
- 管理栄養士 杉本 恵子
- 出典元:
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」
- 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」