ビタミンA
- ビタミンAとは?
- ビタミンAは脂溶性のビタミンで、レチノールとレチナール、レチノイン酸に分類されます。
視覚機能や皮膚、粘膜の健康を守る働きがあり、細胞の成長、免疫系にも関与しています。
また、β-カロテンなど、体内でビタミンAに変換されてビタミンAと同じ働きをするおよそ50種類の成分(カロテノイド)があり、これらはプロビタミンAとも呼ばれます。
レチノール、レチナールは、網膜細胞の保護作用や視細胞における光刺激反応に重要な物質です。
- 不足するとどうなるの?
- ビタミンAは肝臓に大量に貯えられており、一般的に不足することは少ないですが、ビタミンAが欠乏すると、成人では暗順応障害や夜盲症、乳幼児では角膜乾燥症など、視覚機能の健康が損なわれます。
皮膚の乾燥・肥厚・角質化、免疫機能の低下や、粘膜の乾燥などから感染症にかかりやすくなります。その他、成長阻害、骨及び神経系の発達抑制も見られます。
- どれくらい摂ればいいの?
- 1日当たり、成人男性で850~900μgRAE、成人女性で650~700μgRAEの摂取を推奨しています。(18-64歳)
上記に加えて、妊娠後期は+80μgRAE、授乳期は+450μgRAEの摂取を推奨しています。
※レチノール活性当量として
- 摂り過ぎるとどうなるの?
- 通常食品で摂り過ぎることはありませんが、サプリメントあるいは大量のレバー摂取などによる過剰摂取は、肝臓障害、骨密度及び骨折、脂質代謝に影響を及ぼすことがあります。
また、妊娠期の過剰摂取は胎児に悪影響を及ぼすことがあり、注意が必要です。
- どんな食品に多く含まれているの?
- 肉類や魚介類、緑黄色野菜などに豊富に含まれています。肉類では豚・鶏の肝臓、魚介類ではあんこう肝・うなぎ、野菜類ではにんじん・しそ・モロヘイヤ・ほうれん草などに多く含まれます。
- ●推奨量をひとつの食品で摂る目安量(30-49歳)
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にんじん(根/皮なし/生)
男性:143g
女性:111g
鶏レバー(生)※
男性:6g
女性:5g
※レバーは中心部まで過熱してお召し上がりください。
- 監修:
- 管理栄養士 杉本 恵子
- 出典元:
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査報告」
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」